「しみ・肝斑に効く⁉ 医療の力でスキンケア ― 話題の“トラネキサム酸”とは?」
年齢を重ねるごとに気になってくる「しみ」や「肝斑」。
鏡を見るたびに、「なんとかしたいけど、何を使えばいいの?」と悩んでいませんか?
そんな方におすすめしたいのが、近年話題の「トラネキサム酸」です。
今回は医師の視点から、トラネキサム酸の特徴や効果、注意点について解説します。
この記事の目次
「しみ」と「肝斑」の違い、知っていますか?
見た目はよく似ていますが、実は原因も治療法も異なるのが「しみ」と「肝斑」です。
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老人性色素斑(しみ)
紫外線や加齢が主な原因でできる色素沈着。 -
肝斑(かんぱん)
女性ホルモンの変動(妊娠・ピルなど)や摩擦(洗顔など)で悪化する特徴があります。
肝斑はとくに30〜50代の女性に多く見られ、市販の美白アイテムだけでは改善しにくいこともあります。
◆トラネキサム酸が効く人とは?
以下のような症状がある方に、トラネキサム酸は特におすすめです。
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肝斑がある
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紫外線による色素沈着が気になる
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肌のくすみが気になる
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美白効果をより高めたい
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レーザー治療を避けたい
これらに当てはまる方は、トラネキサム酸の使用を検討する価値ありです。
◆トラネキサム酸の“ダブル効果”とは?
トラネキサム酸はもともと「止血剤」として使われていた医薬品。
近年では、美白・肝斑治療の第一選択肢としても注目されています。
その理由は2つの作用にあります:
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メラニンの生成を抑制
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肌の炎症を抑える作用
この“ダブル効果”により、肝斑の改善や肌全体のトーンアップが期待できます。
内服と外用の併用でより高い効果を得ることが可能です。
◆どこで手に入る?副作用は?
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⚠ 市販薬よりも「医療用」の方が効果的かつ安全です。
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🩺 使用の可否は、医師の診察による判断が必要です。
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🚫 妊娠中・授乳中・血栓症の既往がある方は注意が必要です。
副作用は比較的少なく、まれに胃の不快感や食欲不振が見られることがあります。
◆まとめ:気になる方は、まずは医師へ相談を
💡「最近しみが増えてきた」「頬のもやっとしたくすみが取れない」とお悩みの方へ。
→ 自己判断でのスキンケアは要注意!
原因を見極めて、適切な治療を選ぶことが美肌への第一歩です。
当院では、オンライン診療にも対応しており、医師による診察〜処方までスムーズに完結します。