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ニキビ治療薬「ベピオゲル」とは?効果・使い方・注意点まで解説

「なかなか治らないニキビをなんとかしたい」そんな方に処方されることの多い薬のひとつが ベピオゲル です。

海外では長年使われている実績があり、日本でも皮膚科で広く処方されています。

今回は、このベピオゲルの特徴や効果、副作用への注意点を分かりやすく解説します。

ベピオゲルとは?

ベピオゲルは 過酸化ベンゾイル(BPO) を有効成分とする外用薬です。海外では数十年の使用実績があります。

抗菌作用に加え、古い角質を取り除く「ピーリング作用」もあり、白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビのいずれにも効果があります。

また、抗生物質ではないため 耐性菌の心配が少ない のも特徴です。

ベピオゲルの作用機序

① 菌を減らす作用

→ニキビの原因となる「アクネ菌」や、皮膚にいるブドウ球菌などに対して、菌の増殖をおさえる力があります。これにより、ニキビの悪化を防ぎます。

② 古い角質を剥がす効果(ピーリング効果)

→ベピオゲルは古い角質のつながりをゆるめ、皮ふの表面を少しずつはがれやすくします。その結果、毛穴の入り口にたまった角質の厚みを減らし、毛穴の詰まりを改善します。

効果の出方

早い方では 2週間ほどで改善を実感 できます。

継続して使うことで 3か月程度でさらに効果が安定 します。

軽症のうちに使い始めることで、ニキビ跡を予防する効果も期待できます。

使用方法

1. 1日1回、洗顔後に顔全体へ薄く塗布します。

2. 初めは少量から始めて、徐々に塗る範囲を広げると副作用を抑えやすいです。

3. 使用量の目安は 指先第一関節分(約0.5g)。顔全体で1本(15g)を1か月で使い切るイメージです。

副作用・注意点

ベピオゲルは刺激性があるため、最初の1か月は赤みやヒリヒリ感、乾燥が出ることがあります

ほとんどは時間とともに軽快しますが、強い炎症やかゆみ、膿を伴う場合は中止して医師に相談してください。

また、衣服や髪を漂白する作用があるため、使用後は手をよく洗う・枕カバーやタオルに注意するなどの工夫が必要です。

費用の目安(保険診療の場合)

ベピオゲル(15gチューブ):薬価 約1,300円

3割負担の方は 約400円前後 で処方可能です。

※診察料・処方料は別途かかります。

北摂オンラインクリニックでの診療

当院(北摂オンラインクリニック)でもベピオゲルを含めたニキビ治療薬の処方が可能です。

オンライン診療のため、ご自宅からスマホで受診 → ご自宅に薬が届く 流れとなります。

「通院する時間がない」「ニキビ治療を始めたいけれど病院は混んでいて行きづらい」そんな方におすすめです。

まとめ

・ベピオゲルは抗菌作用+ピーリング作用を持つニキビ治療薬

・2週間〜3か月ほどで効果を実感できる

・赤みや乾燥などの副作用が出やすいが、多くは慣れることで軽快

・保険診療で処方可能、費用は3割負担で数百円程度

・北摂オンラインクリニックでは、ベピオゲルを含めたニキビ治療をオンラインで受けていただけます。お気軽にご相談ください。

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