リベルサスの用量ごとの違いと効果とは?服用者の実例を交えて解説
本記事では、経口GLP-1受容体作動薬「リベルサス(セマグルチド)」の、用量ごとの違い、実際の服用者の声まで詳しく解説します。医療ダイエットや血糖管理に関心のある方は、ぜひ参考にしてください。
リベルサスとは?
リベルサスってどんな薬?
リベルサスは、2型糖尿病の治療薬として開発された経口GLP-1受容体作動薬です。注射製剤であるオゼンピック(セマグルチド)の内服版にあたります。
血糖値を下げる作用に加え、脳の食欲中枢に作用して食欲を抑える効果があるため、医師の管理下での医療ダイエットとしても活用されることがあります。
1日1回、空腹時に少量の水(120mL以下)で服用することで、少ない食事でも満腹感が得られ、無理な制限をせずに自然と摂取カロリーを抑えることができます。
リベルサスノ主な副作用
主に**消化器症状(吐き気、便秘、下痢、腹部の張りなど)**がみられます。これらは体が薬に慣れるにつれて軽減することが多いですが、強く現れた場合は医師に相談してください。
まれに**急性膵炎や胆石、低血糖(他の薬併用時)**のリスクがあるため、服用中に強い腹痛や体調変化があれば速やかに受診することが重要です。
リベルサス服用時の注意点
・必ず空腹時に服用(前後30分の飲食・他薬の服用は避ける)
・最初は3mgから開始し、症状を見ながら段階的に7mg、14mgへ増量
・妊娠中・授乳中・1型糖尿病の方には使用不可
・飲み忘れた場合は次回にまとめて服用せずスキップ
・他の薬やサプリを併用する場合は必ず医師へ相談
リベルサスの用量の違いと特徴
💡 補足ポイント
いきなり7mgや14mgから開始することは推奨されていません。必ず3mgから開始し、副作用がなければ医師の判断で増量します。特に消化器症状は用量増加で起こりやすくなるため、自己判断の増量は避けましょう。
リベルサス服用者の実例
事例①:30代女性(BMI 27)
目的:痩身・食欲抑制
用量:3mg → 7mg(2ヶ月目)
期間:3ヶ月
結果:体重 -5.8kg、空腹時血糖も安定。暴食傾向が改善し、食事量も自然と減少
副作用:初期に軽度の吐き気あり(1週間で軽快)
事例②:40代男性(BMI 30/糖尿病予備群)
目的:血糖改善+減量
用量:3mg → 7mg → 14mg(4ヶ月目)
期間:6ヶ月
結果:体重 -10.2kg、HbA1cは6.8 → 5.9へ改善。減薬指導を受けるまでに
副作用:便秘が1ヶ月続くも、食物繊維で改善
事例③:50代男性(中年太り・更年期)
目的:体重増加・食欲コントロール
用量:3mg → 7mg
期間:2ヶ月
結果:体重 -4.2kg、間食減少、睡眠の質向上。ほてりも軽減
副作用:特に認めず
本記事のまとめ
リベルサスは、血糖値の改善だけでなく、食欲抑制による減量効果も期待できる飲み薬です。現在では医療ダイエット目的でも注目されています。
① 用量は3mg・7mg・14mgがあり、必ず3mgから段階的に開始
② 7mg以上で明確な効果が見られ、副作用リスクも増える
③ 服用は空腹時・水120mL以下で、服用後30分間の飲食はNG
④ 副作用は消化器症状が中心だが、個人差があるため医師と連携が必要
実際の事例からも、数ヶ月で体重や血糖値に効果を感じている方が多くみられます。ただし、自己判断での使用や増量は非常に危険です。必ず医師の診察のもとで服用しましょう。
北摂オンラインクリニックでは、糖尿病や肥満、生活習慣病に関するご相談やGLP-1製剤の適正使用についての診療も行っております。ご興味のある方はお気軽にご相談ください。