「えっ、まだニキビ?──それ、“大人ニキビ”かもしれません」 思春期と違う!30代・40代の“繰り返すニキビ”の原因と対策とは?
「ニキビって、10代で終わるんじゃないの?」
そう思っていたのに、あごやフェイスラインにポツポツ…。30代・40代になっても消えないそのニキビ、“大人ニキビ”かもしれません。
実は、大人になってからできるニキビは、原因も対処法も思春期ニキビとまったく違うのです。
この記事の目次
大人ニキビとは?思春期ニキビとの違い
大人ニキビは、主に20代後半〜40代以降の女性に多くみられる肌トラブル。
特徴は、あご・フェイスライン・首まわりなど、「ホルモンの影響を受けやすい場所」に現れること。
また、繰り返しやすく、跡が残りやすいという厄介な特徴もあります。
皮脂だけじゃない!大人ニキビの主な原因5つ
ストレス
ホルモンバランスが乱れ、皮脂の分泌や炎症が増加
クレンジングや化粧品の刺激
肌のバリア機能を傷つけ、ニキビ悪化の原因に
喫煙
血流悪化や酸化ストレスが肌の炎症を促進
高GI食品の摂取(例:白米、パン、甘いもの)
インスリン上昇 → 皮脂腺活性化
内分泌疾患(例:多嚢胞性卵巣症候群)
ホルモン異常による皮脂分泌の増加
→ “皮脂だけが原因じゃない”のが大人ニキビの難しさ。生活・体調・肌の刺激、すべてが関わります。
大人ニキビ」には2つのタイプがあるって知ってた?
・持続型(persistent acne)
思春期からそのまま続いているタイプ。慢性的で治りにくい傾向があります。
・遅発型(late-onset acne)
25歳以降に突然現れるタイプ。
このタイプは、ストレスやホルモン異常のサインであることも多く、内分泌疾患の可能性も視野に入れる必要があります。
→ 特に遅発型の場合、「ただの肌荒れ」と見過ごさないことが大切です。
大人ニキビこそ、“皮膚科で相談”が最短ルート
「ちゃんと保湿してるのに…」
「スキンケアを変えても治らない…」
それ、もしかしたら自己流ケアが逆効果になっているかもしれません。
皮膚科では、
・肌質・ホルモン状態・生活習慣のトータルチェック
・必要に応じて外用薬・内服薬・漢方薬などを組み合わせた治療
・ニキビ跡や赤みの治療も含めた繰り返さないための治療
→ “肌の内側”まで見る診療で、根本からの改善をめざします。
まとめ:悩んだら、まずは相談を
・思春期と同じケアでは治りません
・繰り返す大人ニキビには、原因に合った対処が必要
・「年齢的にニキビなんて…」と我慢せず、早めに皮膚科で相談することが改善の第一歩です。
当院 北摂オンラインクリニックでは、お肌に関するご相談をオンラインで受け付けています。
自宅にいながら医師と気軽に相談でき、必要に応じてお薬の処方も可能です。
「甘いものをやめるべき?」「自分のニキビのタイプを知りたい」など、ぜひお気軽にご相談ください。