お役立ち情報・コラム

その痩せ方、大丈夫?

\ 健康を削る“危ない選択肢” /
一瞬の体重減少より“一生モノの健康”を守るために

はじめに

「〇〇までに絶対痩せたい」
「短期間でスリムになりたい」

こう思って、過激なダイエット法や美容医療に頼ろうとしたことはありませんか?

SNSや広告では「脂肪吸引で楽に痩せる」「たった1週間でマイナス5kg」など、耳ざわりの良いキャッチコピーが並びます。
しかしその裏には、健康を犠牲にするリスクが潜んでいます。

本記事では、

・脂肪吸引や極端なダイエットの危険性
・なぜリバウンドするのか
・安心して続けられる正しい痩せ方
・医師と一緒に選ぶ“科学的ダイエット”のすすめ

を詳しく解説します。

脂肪吸引=楽して痩せる?実際のリスク

「脂肪吸引」とは、余分な皮下脂肪を外科的に取り除く施術。
確かに見た目の変化は大きく、短期間で効果を実感できます。

しかし──その代償は決して小さくありません。

よくあるリスク

・術後の痛み・腫れ・内出血
・皮膚の凹凸やしこり、色素沈着
・傷跡が残るケース

重篤な合併症(稀ではあるが深刻)

・感染症
・脂肪塞栓症(血管に脂肪が詰まる)
・麻酔によるショック
・出血や血栓

美容目的で受ける施術であっても、命に関わるリスクを伴う医療行為であることを忘れてはいけません。

脂肪吸引の本当の問題点

実はもうひとつ大きな落とし穴があります。
それは、「生活習慣は変わらない」ということ。

・食事量や栄養バランス
・運動不足
・睡眠やストレス管理

これらが改善されない限り、再び太る可能性が高いのです。
見た目だけを変えても、「体質」は変わらないのです。

人はなぜ「危ない痩せ方」を選んでしまうのか?

脂肪吸引や極端なダイエットのリスクは、調べれば誰でも知ることができます。
それでもなお、多くの人が「近道」を選んでしまいます。

心理的な背景

・「早く成果を出したい」という焦り
・SNSや広告の“劇的ビフォーアフター”に惹かれる
・周囲からの期待やプレッシャー
・ダイエット経験の失敗が積み重なり「もう楽をしたい」と思う

つまり、危険性を理解していても、感情的な欲求に負けてしまう構造があるのです

極端なダイエットの危険性

「短期間で一気に痩せたい」と思うあまり、極端な食事制限に走る人は少なくありません。
代表的なのが 超低カロリーダイエット(VLCD:Very Low Calorie Diet) です。

VLCDの特徴

・1日800kcal以下の食事
・確かに体重は減る
・しかし続けるのは非常に困難

VLCDのリスク

・胆石の発症リスク増加
・栄養失調、貧血
・筋肉量が減って基礎代謝が低下
・ケトーシスによる体調不良
・リバウンド率が非常に高い

短期間で痩せるどころか、心身に深刻なダメージを残す可能性があります。

なぜリバウンドするのか?

人間の体には「ホメオスタシス(恒常性)」という機能があります。

・極端な食事制限をすると、体は「飢餓状態」と判断
・代謝を下げて、脂肪をため込みやすくする
・ダイエット終了後に普通の食事に戻すと、一気にリバウンド

つまり、「急に減らした体重は、急に戻る」のが体の仕組みです。

短期ダイエットとリバウンドの科学

短期間で大幅に体重を落とすと、体は「飢餓状態」と判断します。

・代謝が下がり、エネルギー消費を抑える
・筋肉が分解され、基礎代謝がさらに低下
・食事を戻すと、以前よりも太りやすい体質に

これは「ヨーヨー効果(Yo-Yo Effect)」と呼ばれ、研究でも繰り返し確認されています。
結果として、ダイエット前より体重が増えてしまう人が少なくありません。

正しい痩せ方とは?

では、どうすれば「健康を削らずに痩せる」ことができるのでしょうか?

ポイントは3つ

・安心して続けられること
→ 数日で挫折する方法は意味がない

・体質と生活習慣に合わせること
→ 他人に効いた方法が自分に効くとは限らない

・中長期的に健康を守る視点
→ 「見た目」よりも「体の中身」を変える

科学的に推奨される方法

・食事:糖質・脂質を抑えつつ、タンパク質をしっかり摂取
・運動:有酸素運動+筋トレを組み合わせる
・行動変容:体重・食事を記録し、生活リズムを整える
・睡眠:7時間前後を確保し、ホルモンバランスを整える

これらを組み合わせて 3〜6ヶ月で体重の5〜10%減 を目指すのが、医学的に最も安全で効果的とされています。

正しい痩せ方で得られる副次効果

体重が落ちるだけではありません。
正しい方法で減量すると、身体全体の調子が改善します。

・睡眠の質向上:いびき・無呼吸の改善
・集中力アップ:血糖値の安定により頭が冴える
・疲れにくさ:体重減少で関節や心臓の負担が軽減
・メンタル改善:自己肯定感が上がり、不安や抑うつも軽減

つまり「ダイエット=見た目」ではなく、人生の質を底上げする健康投資なのです。

それでも痩せない場合は「メディカルダイエット」

「食事も運動も頑張っているのに、どうしても痩せない」
そんな方には 医療的アプローチ という選択肢もあります。

GLP-1受容体作動薬とは?

・満腹ホルモンを活性化 → 自然に食欲を抑える
・胃の動きをゆるやかに → 過食や間食を減らす
・血糖・中性脂肪も改善 → 健康リスクも軽減

海外では肥満治療薬として承認されており、日本でも医師管理下で処方可能です。

「痩せ方にこだわって痩せられないまま」は本末転倒

SNSの「短期で痩せる!」に飛びついて、何度もリバウンド。
その結果、以前より体重が増えた…。

これは決して珍しい話ではありません。

本当に大切なのは「痩せること」ではなく「健康であり続けること」。
そのためには、「安心して続けられる方法」を選ぶ必要があります。

肥満と未来の生活の質

肥満を放置すれば、糖尿病や心臓病など生活習慣病のリスクが高まります。
これは単なる「健康問題」だけでなく、経済問題にも直結します。

・糖尿病治療の平均医療費:約30〜40万円/年
・心筋梗塞・脳卒中での入院:数百万円規模
・合併症での介護・労働能力低下 → 家族や仕事にも影響

逆に、健康的に痩せることで
◎医療費削減
◎仕事や趣味を楽しむ時間の確保
◎家族との時間を元気に過ごせる

これらすべてが「痩せる」ことの本当の価値です。

まずは医師に相談しませんか?

北摂オンラインクリニックでは、以下のサポートを提供しています。

・医師と話す初回相談(15分/3,300円)
・健診結果や体質をもとにしたダイエットアドバイス
・必要に応じたメディカルダイエットの提案

すべてオンライン。通院不要で始められます。

「ちょっと聞いてみる」
それが健康的なダイエットの第一歩です。

まとめ

・脂肪吸引や極端なダイエットは、健康を犠牲にする危険がある
・リバウンドや合併症のリスクは、誰にでも起こりうる
・「正しい痩せ方」は、安心して続けられる方法を選ぶこと
・医師と一緒に体質・生活習慣に合わせた方法を選べば、確実で安全に痩せられる
・一瞬の体重減少ではなく「一生モノの健康」を目指すことが大切

北摂オンラインクリニックは、あなたの「痩せたい」に医師が寄り添い、健康を守りながら現実的なダイエットをサポートします。

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