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「症状がない=健康」じゃない?──“気になるけど放置”をやめる理由

「健康診断で“要再検査”だったけど…症状もないし、まぁいいか」

そんなふうにスルーしてしまった経験はありませんか?

「脂肪肝」、「血糖値が高め」、「コレステロールがちょっと…」

 こうした健診結果は、決して珍しいものではありません。むしろ“よくある話”として片づけてしまいがちです。ですが、その「まぁいいか」という放置が、のちのち大きな病気に進展するきっかけになってしまうことも少なくありません。

 本記事では、「症状がない=健康ではない」という事実を掘り下げながら、放置しないための考え方や行動のヒントをお伝えします。

症状がない=安心」ではない理由

私たちはつい、「痛みや不調がないから大丈夫」と思ってしまいます。しかし、実際には症状が出ないまま進行していく病気がたくさんあります。

サイレントキラーと呼ばれる生活習慣病

  • 高血圧:頭痛やめまいがないまま進行し、脳卒中や心筋梗塞を引き起こすリスクが高まる。

  • 糖尿病:初期はほとんど自覚症状がなく、気づいたときには網膜症や腎不全が進行していることも。

  • 脂質異常症:体感できる症状はなくても、動脈硬化を進めて心筋梗塞の原因に。

これらは「サイレントキラー」と呼ばれるほど、静かに、しかし確実に体を蝕んでいきます。

「症状が出てから」では手遅れになることも

がんをはじめ、多くの病気は早期発見・早期治療であれば予後が大きく変わります。しかし自覚症状が出た時点では、すでに進行してしまっているケースが少なくありません。

つまり「症状がない=安心」ではなく、「症状がない=気づけないリスクがある」と考える必要があるのです。

健康診断を“結果を見て終わり”にしない

 毎年受けている健康診断。受けること自体は素晴らしい一歩ですが、結果を見ただけで終わっていませんか?

  • 「脂肪肝って、痩せたら治るんだろう」

  • 「血糖値高めって書いてあるけど、まだ薬は必要ないってことだよね」

  • 「コレステロール?年齢的に仕方ないかな?

 このように軽視してしまうのは自然な反応です。しかし、ここで大切なのは 「数値の異常は、身体からのシグナル」 だということ。小さな異常値を放置せず、生活習慣や受診でアクションを起こすことが未来の健康につながります。

なぜ私たちは「まぁいいか」と思ってしまうのか?

「要再検査」と言われても行動に移さない人は少なくありません。実際、厚生労働省のデータでも、健診で異常を指摘されても受診につながる割合は半数以下だとされています。

この背景にはいくつかの心理的要因があります。

  • 自覚症状がないため危機感が薄い

  • 仕事や家事で忙しく、時間がとれない

  • 病院に行くのが面倒・怖い

  • 「まだ若いから大丈夫」と過信してしまう

しかし、こうした“先延ばし”は、未来の自分にツケを回すことにほかなりません。

健康は「自分だけ」の問題ではない

健康を守ることは、自分だけのためではありません。

  • 家族に心配をかけない
  • 仕事や生活で支障をきたさない
  • 子どもやパートナーと安心して過ごせる

病気が進行してから治療を始めると、入院や休職などで家族や職場にも大きな影響を与えます。つまり、自分の健康を大切にすることは、周囲を守ることでもあるのです。

「健康」とは病気がない状態だけではない

「健康」と聞くと、多くの人が「病気がないこと」と考えます。でもWHO(世界保健機関)の定義では、健康とは 「肉体的・精神的・社会的に良好な状態」 を指します。

つまり、健康は“ゼロかイチ”ではなく、バランスと安定感のある状態を指すのです。

若い世代にこそ知ってほしい「未病」の考え方

「病気じゃないから放置」ではなく、「病気になる前に対処する」という考え方を持つことが大切です。特に20代〜40代の若い世代は、忙しさから健康を後回しにしがち。

夜更かしや不規則な生活、ストレスからの暴飲暴食、運動不足、これらが積み重なれば、若くても将来の病気のリスクは確実に高まります。今のうちから生活を整え、定期的に状態をチェックすることが、“未来の自分”を守る最大の投資です。

「未病」の段階で動ける人が人生を楽しめる

近年は「未病(病気と健康の間のグレーゾーン)」という考え方が注目されています。これは、まさに健康診断で“要再検査”や“要経過観察”と書かれる状態に近いものです。

未病のうちに行動できる人は、将来の大病を防ぎやすく、人生を長く楽しめる可能性が高まります。逆に未病を無視すると、突然の体調不良や生活の制限につながってしまいます。

“ちょっと不安”をそのままにしない方法

「病院に行くほどじゃない」「でも少し不安」

多くの人がこうした気持ちを抱えています。でも、その小さな不安を放置する必要はありません。

1. 健康診断結果の活用

  • 異常値の意味を理解する

  • 自分に必要な生活習慣改善を知る

  • 医師に確認して安心する

2. 気軽に相談できる場を持つ

かかりつけ医を持つことは理想ですが、忙しい日常で通院はハードルが高いと感じる人も多いでしょう。そんなときに役立つのが オンライン診療 です。

オンライン診療で「放置から行動」へ

北摂オンラインクリニックでは、そんな“ちょっと不安”を抱える方のために、オンライン診療やLINE相談を用意しています。

「この数値、どれくらい危険?」、「生活習慣を見直した方がいい?」、「検査を受け直した方がいい?」

気になることを、スマホから数分で医師に相談できます。従来の「病院に行かないと相談できない」状況を変えることで、放置から行動への一歩がぐっと近くなるのです。

北摂オンラインクリニックでできること

・ スマホ一つで医師に相談

・ 健康診断の結果の見方をサポート

・異常値の意味と放置リスクを解説

・日常でできる予防・改善方法の提案

医師からの一言:「行動を変えるだけで、人生が変わることもあります。健康は“知る”ことから始まります。」

一人で抱えず、病院に行くほどじゃなくても“ちょっと聞いてみる”が、健康を守る最初の一歩です。

まとめ

  • 「症状がない=健康」ではない。

  • 健康診断結果の異常値は、体からの大切なサイン。

  • 放置せず、早めの行動をとることで未来の健康を守れる。

  • 健康とは「病気がないこと」ではなく、「安定して穏やかな毎日を送れる状態」。

  • 気になることがあれば、オンライン診療など気軽な方法で医師に相談することが大切。

北摂オンラインクリニックでは、LINE相談やオンライン診療から気軽に始められます。
あなたの「気になる」を、医師と一緒にクリアにしませんか?

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